
総長っていったい何をしているのか、疑問に思っている皆さんも大勢いるかと思います。ここでは、私が日々取り組んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由闊達に紹介していこうと思っています。
1月23日
今朝起きて外の駐車場を見たら、うっすらと積雪していました。1月20日が今年の大寒、今が一年で一番寒い時期です。風邪をひかないように、気をつけてお過ごしください。
さて本日は、昼を挟んで愛知学長懇談会を名古屋城近くのKKRホテル名古屋で行いました。
愛知学長懇話会は県内52大学の学長の集まりで、年2回、1月と6月に開催するのですが、1月は対面になります。
今回も、特別会員の大村愛知県知事と広沢名古屋市長にもお越しいただき、「地域と連携したスタートアップ支援」をテーマに、各大学の取り組みの発表とそれに対する知事?市長からのコメントなどを中心に、目前に迫ったアジア競技大会?アジアパラ競技大会などの状況についても組織委員会からご報告があり、なかなか盛り沢山な懇話会になりました。
その中で、知事?市長が同席している場で、笹島ライブにキャンパスを抱える大学の学長が、名鉄名古屋駅周辺の再開発が未定となったことについて、市や県の対応や、当面何か学生や大学関係で有意義に利用できないか、との質問を投げかけたのが印象に残っています。お二人とも、やはり相当憂慮されているようで、愛知学長懇話会としても何か連携ができないか、考えています。
また、突然の選挙で、投票日の直前に入試を実施することとなってしまった大学から、選挙カーの音の心配をする声が上がりました。こちら、各地の選挙管理委員会にはきちんと通達が行っているようで、大学の近くでは一定の配慮があるとのことでした。また、今回この時期なので、18歳になって初めての衆院選挙、行っている場合ではない高校三年生がたくさんいそうです。

1月22日
本日は、切れ目なく打ち合わせがあり、夕方には名駅のマリオットアソシアホテルで行われた日本経済新聞社名古屋支社主催の新春経済講演会に出席してきました。
日経のニュースエディター、吉野直也さんの講演、なかなか刺激的でした。政治記者としてこれまで細川首相から高市首相まで17名の首相を取材されてきた経験のある方で、今回の突然の衆院解散について裏話を交えて解説くださったのはとても興味深かったです。
政治記者とはいえ、日経はもちろん経済の記事が中心、政治と経済の関わりで電子版の重要性を述べていたのはなるほどでした。アメリカで何かあると、日本の早朝にニュースが入ってくることになるわけですが、それが電子版のゴールデンタイム(朝6時から8時)にドンピシャあたるそうです。トランプ大統領が何かやらかすと、日本の株式市場に大きな影響が出るわけですが、もう1日後に届く新聞なんて待ってられませんよね。
1月21日
先週末、17日?18日と共通テストがありました。
本学では、大きなトラブルもなく、無事終了したとのこと、関係者の皆様、ご尽力に感謝します。共通テストの試験監督は分厚いマニュアル通りに進めなければならず、万が一ミスがあれば全国ニュースになるので、特に責任者になるとものすごいストレスです。この負担を軽減して欲しいという声が教員から多く上がっているのも、むべなるかなです。
共通テストに関連して、今日の報道で、AI(ChatGPT)が共通テスト9科目で満点、15科目でも97%の正答率だというのにはびっくりさせられました。国語の正答率が一番低かったのには、少しだけホッとさせられました。今回の結果、AIに任せればすぐに正答を教えてくれる事柄で入試の当落をはかるということの是非を考えさせられます。AI時代、人間の役割は、と問われる昨今、AIにできない創造性を発揮すること、というのが一つの回答だとは思いますが、それって何なのか、いよいよわからなくなってきました。
さて本日は、オンラインでの東海機構の役員会が午前中にあり、午後には国立大学協会の総会が同じくオンラインで行われました。後者では、補正予算で文科省関連、大幅に積むことができたこと、また次年度の当初予算でもこれまでの1.6%の運営費交付金削減がなくなり、さらにわずかですが増加した、という大学経営者にとって明るいニュースが中心でした。とはいえ、今後さらなる人件費アップは必至ですので油断は禁物です。
夕方には、現在英国ケンブリッジ大学からサバティカル(研究休職)で本学に滞在しているアダム?ユエット?チャウ教授との懇談と歓迎会に参加してきました。チャウ教授はもともと中国の出身で現在はケンブリッジ大学セント?ジョンズ?カレッジに所属する人類学の研究者です。
セント?ジョンズ?カレッジとは毎年6名の学生を相互に派遣する短期交換留学を10年ほども続けています。今回のチャウ教授の訪問を契機に、まずは人文系を皮切りに教員の交流をもっと増やしていきたいと考えています。今回は、人文学研究科の星野研究科長をはじめ教員の方々も参加くださいました。

1月16日
本日は、午前中、本学が2年ほど前に獲得したダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ「女性リーダー育成型プログラム」という女性リーダー育成のための補助金の中間評価があり、実施責任者の永田副総長とジェンダーダイバーシティセンターの林教授と共にオンラインでヒアリングに臨みました。
永田副総長が見事に説明、受け答えされ、良い印象を与えられたと思います。当初に約束したダイバーシティ?シェアハウスの設置が今後の課題となります。
午後には東京まで行き、住友化学株式会社の水戸信彰代表取締役社長を訪問いたしました。東京駅ほど近くの東京本社で1時間ほど面談させていただきました。ちなみに今日、東京はとても暖かかったです。一方でJR山手線などが停電で昼まで止まっていたとのこと、到着した時には東京駅の混乱はおさまっていましたが、午前中は大変だったようです。
水戸社長は本学の農学部卒業?農学研究科博士前期課程修了の同窓生です。昨年4月に社長に就任されたということで、まずはそのお祝いを申し上げました。卒業後は大学にくる機会がなかったそうで、農学部のことや电子游戏平台_经典老虎机-下载|官网の最近の発展など興味深そうに聞いてくださっていました。大変気さくなお人柄で話も弾み、当初30分ということだったのですが、つい時間を超過してしました。
全学同窓会の関東支部が毎年KKR東京で行っている講演?交流会にお誘いするとともに、名古屋支社に来られる際には是非大学までお立ち寄りいただくことをお願いし、同行した木村副総長も交えた写真撮影の後、住友化学東京本社を後にしました。

1月15日②
午後には、内閣府の若山慎司大臣政務官が視察に訪れました。若山政務官は一宮と岩倉を地盤とする衆議院議員でイノベーション担当の政務官です。电子游戏平台_经典老虎机-下载|官网のイノベーション拠点を見学されたいとのことでした。未来材料?システム研究所の須田淳教授の昔からの知り合いということもあり、今回の視察が実現しました。
最初に1時間弱、ランチミーティングをした後に、まず須田先生の案内でCIRFE、C-TEFsを視察しました。本日、学内の会議で立ち会えなかったはずの天野先生にCIRFEの玄関でバッタリとお会いし、政務官に紹介できたのは何よりでした。その後は、NIC館に移動、名大発スタートアップのCraifの開発拠点と低温プラズマ科学研究センターを視察いただきました。Craifの提供するがんリスク検査、マイシグナルについては、政務官もご存知で、実際にやられたこともあるとのことでした。
最後にTOICに移動、低温プラズマの技術を使った名大発ベンチャーNU-Reiを見ていただきました。こちら、私も初めてだったのですが、EV車などに使われる電池の電極の炭素コーティングを、プラズマを用いることで性能を格段にあげる、ということでした。なかなか有望そうです。
若山政務官、本当に気さくなお人柄で、私としても楽しく視察に同行させていただきました。急な選挙となり、そのためか視察中にも電話が次々とかかってきて大変そうでしたが、ぜひ今後も日本のイノベーション、そして电子游戏平台_经典老虎机-下载|官网を応援いただければと思います。

1月15日①
本日は、午前中に理学南館?ネオレックスプレイスセミナールームで行われた新春?高等研究院若手大交流会に出席してきました。
昨年に引き続き2回目ですが、創発研究者、若手新分野創成ユニット、T-GExフェロー、YLCという本学の優秀な若手研究者が40名以上集い、高等研究院の教員やT-GExの企業の方なども加わって賑やかに行われました。
最初に各自1分の持ち時間で、今年の抱負と研究内容の紹介、その後グループに分かれて、若?研究者が先導する?本の科学-名古屋?学の研究発展のために必要なこととは?-というテーマで討論を行い、グループ代表がその内容について発表しました。
私が加わったグループでは、AIが研究に及ぼす影響、どうエコシステムを築くか、若手研究者が本当に必要としていることは、など多岐にわたる内容について話し合われ、なかなか刺激的でした。AIについては、インターネット検索の延長として使っている、という意見もありましたが、プログラミングや英訳などで大いに活用しているとのことでした。研究にはお金が必要、という意見はなかなか簡単には大学としては解決できないですが、科研費も増額されましたので、是非、どんどんと獲得してください。
1月13日
本日午後は、東海?信州地域の国立大学等連携プラットフォームC2-FRONTSの学長懇談会がありました。高専の校長先生たちにも参加いただいています。
このプラットフォームでは、博士人材育成やカーボンニュートラルなど個別の課題についてタスクフォースを立ち上げて、関連する大学が検討を進めることにしています。
今回、新たにタスクフォース設置の提案が3件ありました。静岡大学からの循環エコノミー共創研究拠点、本学からのスマート農業を用いた地域の果樹の温暖化対策、東海機構からのジェンダーダイバーシティ推進になります。それぞれ認められ、今後参加大学を募って活動していく予定です。
その後、既存のタスクフォースの活動報告、C2-FRONTSでの大学経営人材研修などについての報告もありましたが、一番熱い議論があったのは高専と大学の連携です。
高専側からは、大学に3年次編入の定員枠を設定して欲しい、専攻科卒業生について大学院の短縮修了の可能性を検討して欲しいなどの要望をいただきました。改めて文書にまとめて要望していただき、本学でも検討していきたいと考えています。
1月9日
本日は、夕方にEI創発工学館のFUJIホールでNTT?NTT西日本との技術交流会がありました。
毎年恒例、今回が25回目となる交流会ですが、毎回テーマを変えて開催しています。今回のテーマは「未来のまちづくり」、NTT側から2名、名大側から同じく2名が講演しました。AIとのリアルタイムでの音声対話、AIのモデル学習をどのように効率的に分散化するかの最適値問題とその自動運転交通網への応用、データ連携やパーソナルモビリティ活用などによるスマートシティの具体的な取り組み、岡崎市を舞台にした地域DXの取り組みなど、多岐にわたる内容でした。
その後は、ポスター発表や交流会などで、非常に活発にネットワーキングが進められました。NTT西日本からは北村亮太社長をはじめとして多くの幹部の方、また本学OB?OGを含む若手社員の方々に出席いただき、さらにNTTからは星野理彰副社長や川添雄彦チーフエグゼクティブフェローという次世代光通信技術IOWNを進めるキーパーソンも参加くださるなど、とても充実した交流会になりました。来年も楽しみにしています。
1月8日
今週は大学にいて、ずっと打ち合わせ?会議をこなしています。
本日も19:30まで会議をしていた後にオンラインニュースで悲しいニュースを知りました。本学の法学部卒業生で伊藤忠商事社長?会長、そして駐中国大使を務められた丹羽宇一郎様が亡くなられたとのことです。昨年の12月24日、享年86歳でのご逝去でした。
丹羽様は、伊藤忠では食料部門に携わって、若手社員としてニューヨークに10年近く駐在、また社長時代には不良債権処理を断行された敏腕経営者であるとともに、中国政府関係者との豊富な人脈を背景に民間出身初の駐中国大使となられた方です。お忙しい中、全学同窓会の副会長を設立以来務めていただくなど、本学OBとして母校を強力にサポートいただきました。特に2014年から2020年まで、电子游戏平台_经典老虎机-下载|官网の経営協議会の委員を務めてくださったのには本当に感謝しかありません。私も2019年から委員となったので、短い期間ですが直接お目にかかることができたのは光栄でした。
丹羽宇一郎様のご冥福を謹んでお祈りします。
1月5日
本日から出勤日です。日の出の時刻が一年で一番遅くなるのが今の時期です。正月ボケした体には朝まだ薄暗く寒い中、ベッドから出るのが辛かったです。
年初ということで、年頭挨拶を午後にシンポジオンで行いました。ただ、その前、9時30分からES館で開催された国際セミナー?ワークショップAI2EARに行ってきました。
AI2EARは工学?植物学?農学の連携をAIを用いて加速する国際共同研究を意味するそうです。我々の戦略的パートナーであるノースカロライナ州立大学が中心となって推進していて、今回も多くの参加者がノースカロライナを中心に、国内外の13の大学、3つの研究機関、9の会社、そしてフィリピンにある国際稲研究所から新年早々にもかかわらず集まってくれました。电子游戏平台_经典老虎机-下载|官网の農学国際教育研究センター、低温プラズマ科学研究センターがホストとなっての电子游戏平台_经典老虎机-下载|官网での開催となります。
AI2EARのチャレンジは、世界の人口を支える食料増産を環境へのダメージを増やさずにどのように実現するか、だそうです。プラズマ農業がその一つの答えになると良いですね。
午後の年頭挨拶には、副総長、研究科長ら教員と事務職員の皆さんが集まってくださいました。国際卓越の結果は残念だったのですが、「前を向いて新たなスタートを切る年だと思っています。学内、学外、さまざまな困難に直面するかと思いますが、皆さんのお力を結集して乗り切っていきたく、どうかよろしくお願いします」と結ばせていただきました。
本年が皆さんにとって良い年となりますように。本年もどうかよろしくお願いします!
